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 天然乾燥は木にも、環境にもやさしい乾燥方法と言われます。
木はもともと水分を含んでおり、伐られて木材になったあと、乾燥していく過程で、繊維が収縮して「割れ」「ねじれ」「反り」などをひき起こしたりします。これを「木が狂う」といいますが、木が伐られてからも生きて強度が増す証拠であり、「集成材」と呼ばれる加工された工業製品と異なるところです。腕の良い大工さんならば、多少の狂いも織りこみ済みで加工を施すことも可能です。しかし現在は、木材を使用する前に充分に乾かし、品質を安定させておきます。乾燥の方法には、大きく分けて「人工乾燥」と「天然乾燥」の二種類があります。

 木の特有の芳香は、天然乾燥で乾燥させた木だからこそ得られるものといえます。同じ木でも、人工乾燥された木の場合は、少し焦げた木の香りといえます。
人工乾燥は、木に含まれる水分を早く取り除くために、乾燥窯(ボイラー)の中で、100℃以上の高温によって強制的に乾燥させます。1週間ほどで出荷できるため効率がよく、現在の木材乾燥の主流となりました。確かに、水分は早く抜けますが、匂いが変わるだけでなく、木の持つ粘りのもとである樹脂(油分)もいっしょに出てしまいます。木は樹脂が無くなると色艶が失われ、表面の潤いもなくなります。

 それに、伝統的な古民家を見れば分かるのですが、木材の「自然な乾燥割れ」には、100年、200年たっても強度の低下はありません。高温乾燥の場合、木材の表面に割れがなくて良いのですが、中のほうで「内部割れ」が生じやすくなります。現場では釘やビス等が効かず、木材の強度が十分に発揮されないことも起こります。 

 天然乾燥とは「太陽」と「風」の力をエネルギー源として、時間をかけて自然に乾燥させる方法ですが、乾燥のためには広大な土地も必要となります。その分、時間をかけて乾燥させるため、木材の内部まで均一な乾燥が可能となり、木材がもつ色艶がそのまま美しく現れます。自然乾燥は「木に優しい」乾燥方法であるために、大量の石化燃料は要らずCO2を排出せず、地球の「環境に優しい」のです。ベルジュは自然乾燥に取り組む木材生産者から安定した供給を受けています。



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