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意外と知られていませんが、私たちが暮らす日本は世界第二位の森林国です。国土は小さくても68%を森が占める世界第二位の森林国なのです。これは「森と湖の国」と呼ばれるフィンランドに次ぐもので、意外なことですが下位のイギリス8%やスイス26%、アメリカ29%、中国14%
と他を大きく引き離しています。
ところが、国産材は国内需要の20%しか利用されておらず、残る80%はすべて外国からの輸入材です。大量に輸入される外材は日本の家を大きく変えました。
新建材は外材とプラスチックの複合物ですが、早く作りたい側には歓迎されました。そんな外材ですが、国内で育った木ではないため、雨が多く湿度が高い日本の気候風土や、シロアリの食害に長期間にわたって適応していくことが難しいということが分かってきています。
さて、森林に養われた肥沃な土地は、ちょうどスポンジのようなものと考えてください。雨水を吸収し、山や河川の水を枯渇させずに人間に水を供給してくれます。大地に張りめぐらされた根っこは、山の土砂災害を防ぎ、森林は二酸化炭素を吸収して酸素を放出してくれます。したがって、人間には不可欠な自然環境なのです。
ふつう、木を伐採することは自然破壊と思われそうですが、決してそうではありません。日本の人工林は手入れのために、間伐をしなければならず、植林も必要になります。それを担うのが林業ですが、国産材の自給率が低下によって林業就業者は40年前の5分の1にまで減り、森の手入れがされなくなっているのです。今も、日本の国土から森林は急激に縮小しており、雨水を保水する力が失われています。河川の洪水や地下水の枯渇が深刻になってくれば、林業だけの問題ではありません。私たちが飲む水も、きれいな空気も、実はこの周りに森林があることの恩恵といえるからです。
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