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日本の住宅寿命は30年というデータがあります。他の先進国は、イギリス141年、アメリカ103年、フランス86年、ドイツ79年ということですから、世界一の長寿である日本人が世界一の短命住宅に住んでいるということになります。
このことは、日本では全ての世代ごとに住宅を新築されているということ、やっと住宅ローンが終わったと思ったらすぐ建て替えのサイクルに入ることを意味します。住宅が30年や35年の長期ローンと同程度の寿命であるとしたら、長期の住宅ローンを組んでまで所有するほどの意味もなさなくなりそうです。
例えばイギリスでは、住宅は3世代にわたって住み継がれるのが通例です。もし自分の代で建て替えになってしまったら、アンラッキーといわれるそうです。日本と同じように少子化ですから、自分で家を買わなくても済む人がたくさんいます。そうして住宅ローンのない生活を送れるので、安い給料でも暮らせるわけです。家にお金がかからなければ、貯金して別荘を買います。イタリアでは40%の人が別荘を持っているといいます。人口の40%なので、ほとんどの世帯に別荘があるということです。日本人から見れば羨ましい限りです。
住宅は、たとえ自分の親族がそこに住まなくとも、売買されて誰かがその住宅を住み継いでいくことができれば、国全体としてはおおよそ3世代分、その住宅が機能し価値を持つことになるでしょう。その住宅だけでなく、周辺の住宅もそうそう頻繁に建て替えが行われないため、街並みや景観も保全され、地球環境のため良いのは言うまでもありません。
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